異業種からの挑戦 1年4か月の勉強期間

  • M.F. 様(30代・女性)
  • テキストコースご受講
  • 物流業界 通関部門従業員
  • 受験回数 2回目

通関士試験受験のきっかけ

手に職をつけることを目指して

前職業の小売業界で体を壊してしまい、転職を機にデスクワークで一生使える資格取得を考えました。そこで見つけたのが通関士試験です。大学では国際経済の学部にいたため国際貿易や輸出入データなどには興味はあり、手始めに前職在籍中に貿易実務検定®Ⅽ級の資格取得、その後通関部門の従業員として内定をいただき、働きながら資格取得を目指しました。

MHJを選んだ理由

応用に長けている教材集

2回目の受験ということで基礎は学習できていると考え、応用問題や読解力を高められることを基準に通信講座を調べました。2社からサンプルを取り寄せたり口コミを比較した結果、MHJさんは他社より問題集が多く、初級から上級へ難化していく問題傾向、e-ラーニングがカテゴリーごとにあり隙間時間に手軽に学習できること等が決め手となりました。

受講してみた感想

読解力が試される問題

添削問題集は法令に焦点を合わせた細かい個所を問う問題で、その分野を会得しなければ曖昧になるため、苦手分野の克服に役立ちました。特に、MHJさんの自社オリジナル問題が過去問以上に読解力が試され複雑でした。過去問の法律の独特な言い回しが苦手でしたが、ここを乗り越えていたおかげで、本番を迎える頃には難なく解けるようになっていました。

一番ためになったコンテンツ

通関実務演習テキスト

実務に関しては不明瞭な点を残してはいけないと考えていました。
この演習用テキストは語句の解説から丁寧で、初期から応用へ段階的に学ぶことができました。特に輸出入申告問題では必要な知識が広範囲にわたりますが、どの分野でも対応できるよう様々な分類問題をこなしたかった私にとっては、このテキストは役立ちました。

受験勉強で工夫した点

過去問を繰り返すこと

過去問は5年分を10周程度繰り返しました。問題と解答を覚えてしまわないように期間をおき、過去問題をベースに理解できない点を参考書で完全に理解、また「この場合は~」と派生したとしても対応できるよう、全体を理解できるようなノートを作成しました。
問題の解答は人に説明できるように一人で話してアウトプットをすることで記憶しました。また、参考書のみならず税関HPに掲載されている原産地証明書等の説明や事前教示の実際の例にも目を通すことで、違う角度からの理解を深めました。

ある一日の勉強スケジュール

やるときは勉強、息抜きも忘れずに

通関部門で働いているため資格取得に協力的で7月から受験日までだいたい定時で上がることができ、平日は20時30分から23時頃まで2時間半は参考書とハンドブックを併用して学習、通勤の30分はe-ラーニングをスマホで学習。
土日は8時間を目標に問題集と過去問の流れで行いました。息抜きとして朝だけ趣味で走りに行くやお昼は外食にしてストレス発散をして、また、集中力を保つためyoutubeで環境音アスマーを流しながら、30分、1時間とキリがいい区切りをつけて休憩をはさみつつメリハリをつけて勉強しました。

 7:00起床・出勤準備
 8:00~8:30通勤時間(勉強)
 8:30~17:30仕事
 17:30~18:00通勤時間(勉強)
 18:00~20:30夕食等
 20:30~23:00ハンドブック・問題集・復習
 23:00~就眠

これから受験される方へのメッセージ

今しかできない

模擬試験はⅭ判定でギリギリでした。しかし模擬試験後は曖昧な分野がまた明らかになったので、やらねばならないと意識を高めました。
第55回試験では、例年の傾向にない問題に試験中も焦りながらも、冷静にできる問題は決して逃さないよう、6割以上必ずとろうと、時間いっぱい諦めずくらいつきました。
結果業法38、関税法36、実務38点で関税法に関しては合格ラインちょうどでした。私にとってこれがスタートラインとして仕事ができることに本当に嬉しいです。
アドバイスとしては、試験日に近づくほど自信がなくなり時間がないなどと、挫けそうになりました。しかし、今やれることをやらないと後で後悔するのは自分です。地道に着実に問題を解き、解答を読んで理解をしていくことです。
これから受験される方の参考になれば幸いです。

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