21年ぶりに受験して合格!

  • 綾部健太郎様(男性)
  • ゴールドコースご受講

手書きの合格体験記をいただきました!

私が初めて通関士試験を受験したのは第32回の国家試験で、今回21年ぶりに受験し合格することができました。当時、通関士試験の参考書で一番分かり易く、また内容も充実していた片山立志先生の「通関士試験合格ハンドブック」をメイン教材として使用していたこともあり、今回再チャレンジにあたり、迷わずマウンハーフジャパンの通信講座を選びました。当時に比べDVDや専用サイトによる講座視聴やEメールによる質問回答など、テキストだけの独学では補えない部分がカバーできるため、安心して勉強を進めることができました。特に本試験直前の法改正情報は大いに役立ちました。

しかし教材が良ければ合格するとは限りません。私は21年前の失敗をくり返したくない、当時何が足りなかったのかを勉強開始にあたって真剣に考えました。当時、良いテキストを使っていたのになぜ不合格になったのか?当時の私に足りなかったのは「根気」と「丁寧さ」と「時間」だったと思いました。

通関士試験の出題範囲は広範囲です。「根気」がないと勉強自体が続きません。また「丁寧さ」がないと勉強方法が雑になり、工夫もなくなり、大雑把な理解のまま勉強を続けてしまいます。そして「時間」を作る努力をしなければ短期間で全ての法令を勉強し理解することは難しいと思います。「テキストは揃った。あとは自分がいかに努力するかだけだ。」と自分に言い聞かせ「絶対に今年合格するんだ。」という強い気持ちを持って、年が明けた1月から勉強を開始しました。

勉強方法や勉強時間は人それぞれで、どんな方法が正解かは一概にいえないと思います。ただしスケジュールを立てることは非常に重要だと思いました。私の場合、勉強開始時に「本試験直前の一ヶ月間は過去問に集中できるよう、それまでに各法令や実務の理解を終えておく。」という目標を立て、関税法は1月~2月中、定率法・通関業法は3月~5月中、実務は6月~7月中に理解を終え、8月は総仕上げ期間というスケジュールで取り組みました。それでも過去問によるアウトプットなど、日を追うごとに並行してやるべきことは増えてきます。特に6月以降は実務に没頭するあまり他法令で一度理解したことを忘れてしまうことが何度もあり苦労の連続でした。また8月の公開模試では合格判定がCだったりと本試験が近づくにつれ落ち込んだり不安になることが多くなりました。それでも合格の心得の一つ「あきらめない心」を思いだし、自分で信じて本試験当日まで自分の立てたスケジュールに沿って勉強を続けました。

私は今まで貿易関係の仕事に就いたことはありません。でも若い頃に憧れた通関士の資格のことは一度も忘れたことはありませんでした。「今ならまだ間に合うかもしれない」という思いを胸にチャレンジし合格することができました。いくつになっても努力はきっと何らかの形で実を結び、いつか必ず花を咲かせます。通関士を目指す方々の合格体験記が、これからも沢山読めたらいいな、と心より思っています。