貿易関係の国家資格が通関士だけと知り、決意しました。

  • T.T 様
  • 男性
  • ゴールドコースご受講

第50回通関士試験に、2回目で合格しました。2年連続片山先生のご指導を受け、合格まで導いて頂き、心より感謝しております。通関士試験を受けようと思ったのは 海外営業の仕事をしており外国語の勉強はもちろんですけど、更にスキルアップしたかったので、貿易関係の国家資格が通関士だけと知り、決意しました。
僕の場合、母国語が日本語ではないため、試験を受ける前に日本人の倍以上努力しなければ合格まで辿り付けない覚悟をしていました。個人個人の状況が異なるかもしれませんが、僕自身の経験談としてシェアさせていただきます。

①時間は作るもの
海外営業の仕事をしており、年間の約半分以上は海外でお客様と商談するため飛び回っています。なかなか勉強する時間が取れないのが現実です。
飛行機で移動する時に、関税法、関税定率法、通関業法のテキストをしっかりと読んで基礎を固めました。平日にはなかなか時間取れませんが、週末の休みを取ることが出来れば、二日間たっぷりと時間を使って教科書を読んでいました。

②ノートの活用
通関実務以外の試験問題には、暗記問題がメインなので 覚え方は大事だと思います。
輸出と輸入は、比較しながら異なるところだけを丸暗記すれば、効率が倍増となります。AEO承認要件も貿易管理令の規制項目も同じやり方で暗記することをオススメします。

③実務問題は山場
実務問題といえば、通関士試験の山場といっても過言ではないと思います。
解き方が分かっていても時間が足りなくて間に合わなかったという辛い思いが1回目の試験で体験しました。やはり練習を重ねて取り組むしかないと確信しました。
僕の場合 日本人より問題を読み取るスピードが若干遅いため、輸出申告書と輸入申告書を解けるようになるため、最低1時間は取っておかないと、正解する自信はありません。
だからこそ、申告問題の前の問題で、どれだけ時間を短縮できるというのは、合格の鍵でした。

電卓の使い方(メモリの使い方など)

申告書問題対策(過去約10年分の申告書問題を2回繰り返しスピードアップの訓練)

統計品目表の読み方(確かに分類のコツがありますが、全てカバーするというのは、現状として不可能でした。それでも、できる限り過去問題を通じて、まずは基礎を固めること。
また、インボイスがすべて英語で書かれていますので 品目のキーワードを分からないと、分類できない大ピンチもたまにあります。英語で統計品目表をスキャンする(読み通す)練習もしたほうがいいと思います。)

必要ない計算はしません(問題の場合、品目の順番さえ分かれば 正解できるので、品目ごとの申告価格を計算する必要がないはずです。最短時間で、輸出申告書問題をクリアし輸入申告書問題に時間を回したほうが有利だと思います。計算のコツは実戦力通関実務演習テキストより掴んでください。)

④Practice Makes Perfect
試験準備と試合準備は、ある意味、共通点があると思います。コンディションの調整が重要となります。試験日の1ヶ月前から必ず毎日実務申告書問題2問を解いて時間を測りながら練習します。申告書問題といえば、課税価格の調整が必ず出るので色んなパターンがすでに決まっていて、どのパターンかを判断し、考えずに、ルーティン通りやれば、最短時間で解けると思います。あくまでも、個人の体験談かとは思いますが、特に、母国語が日本語ではない場合、一番克服しなければならないことは、試験時間との闘いだと思います。どうしたら、解く時間を短縮できるのかは、僕の課題です。

最後に片山先生が言う通り素直な心、向上したい心、諦めない心、この3つの心は合格の鍵となると思います。合格するか失敗するかではなく、合格するか諦めるかしかないと思います。僕は、失敗しないと信じて、できる!と信じて、日々精進しましょう。夢は 追いかけていると意外と追い付くもんだ!

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