2015年の抱負は『通関士 絶対合格!』でした。
- M.T. 様
- 女性
- エクセレントコース受講
私は毎年元旦を迎えるまでに、新年の抱負としていくつか目標を立てるようにしています。当然のことながら、2015年の抱負は『通関士 絶対合格!』でした。
実は、前年に一度チャレンジをしましたが、不合格でした。学習期間も3ヶ月と短かったこともありますが、この試験に対して少し甘く考えていたと反省しました。初めて就職してから何度か転職を繰り返しながらも、貿易実務、国際物流の職に就いていましたし、現職の国際複合輸送の部署では8年間、通関業者とお客様の間を取り持つ業務を担当していた為、自分ではそれなりに貿易、通関のことが分かっているつもりでした。不合格だったことは正直、ショックでしたが、この悔しさが逆にバネとなり、不屈の精神で受験勉強に取り組もうと心に決めました。
まず、最初に行ったのが教材選びです。費用と時間の面から考え、私は通信講座で学習すると決めていたので、ネット上で色々と比較検討しました。ところが大体どこも同じような価格帯で何を決め手にすれば良いか分からず、結局、貿易実務検定でもお世話になっている片山先生のマウンハーフの教材を選ぶことにしました。とても見やすく作られた教材は、初学者のみならず、私のように貿易や通関を少しかじっている者にも理解しやすい教材だと思いました。
次に、試験勉強期間の設定です。4月~9月まで6ヶ月間と設定、更にスケジュールを月単位、週単位でカレンダーに書き込み、可視化することで忘れないようにすること、また確実に実行することに専念しました。
それでは、私の学習方法を具体的にご紹介したいと思います。
2015年1月~3月
通信教材が自宅に届きながらも、なかなか封を切ることができず、3月頃になってからようやく教材を開き、少しずつ試験勉強に取り組む意識付けをしてきました。また、平日は正社員として会社勤めをしているため、如何に勉強時間を捻出するか、またどのように勉強をするかなど、戦略を立てることにしました。
2015年4月~7月中旬(テキスト学習、課題提出)
先にご紹介したように、カレンダーに書き込んだ予定と学習予定に基づいて、着実に学習を進めていきます。この期間中にすべての課題提出が終えられるよう、テキストを何度も読む時間が必要です。私の場合は、朝夕の通勤時間や昼休み、帰宅後1~2時間および週末2日間、最低合計8時間程度の時間を費やしました。
趣味の旅行は勉強の励みになるよう試験後に設定、飲み会の誘いも極力断り、最低限の用事(習い事、通院など)のみとしました。
ここで要注意なのは、とにかくすべての教材に一通り目を通し、課題に取り組むこと。そのために、『すきま』時間を見つけてはテキストを読むようにします。深入りしすぎると先に進みませんので、解らないところがあってもとにかく前に進むよう心掛けて下さい。
2015年7月中旬~8月(復習、模試)
ここまでで学習した内容は、分からない箇所があってもとにかく一通り目を通すことに注力しました。すべてのテキストを学習した上で、問題集を最低5回は解くようにします。先生方も仰っていますが、5回解いていく中で、間違える問題は同じように毎回間違えますが、それ以降、今まで解けなかった問題が不思議とすらすら解けるようになります。
模擬試験は、最低3つは受けてみる方が良いと思います。その上で自分の弱点を探して下さい。通関実務が苦手な方が多いと思いますが、通関実務に関しては、複数のテキストをやはり3-5回解くようにします。とにかく多くの品目に触れることが大切です。又、これも先生が仰っていたことですが、この時期から試験一ヶ月前までに、特に通関実務の試験問題を解く順番と時間配分を決めておくこともポイントとなります。一問目から順番に解くことに拘らず、とにかく6割以上得点することを目指し、私は一番得意な「計算問題→輸出→輸入→その他」の順に解きました。お陰様で、輸出および輸入の品目番号と計算式が全問正解で、得点を稼ぐことができました。
最後に、勉強のやり方は人それぞれだと思いますが、自分の選んだ方法で、自分を信じて最後まで諦めずに頑張って下さい。得点を上げること以上に、自分に打ち勝つことが、この試験の本当の意味での最重要ポイントだと思います。