2013年第47回通関士試験にようやく合格しました
- K.K. 様
2013年第47回通関士試験にようやく合格しました会社員K.K.(55歳)と申します。
ようやくと書いたのは、過去2回の失敗を経て、3回目のチャレンジでの合格だったからです。
第45回、46回とも、受験後の自己採点の結果、いずれも通関実務、特に輸出入申告書作成の不出来が原因でした。
第45回は、申告書作成のための輸出統計品目表(抜粋)と実行関税率表(抜粋)のページ数の多さに圧倒され、まったく歯が立ちませんでした。第45回ではこの通関実務の合格ラインが例年より10点低い50点でしたが、もちろん50点に届かない結果でした。
第46回ではこの輸出入申告書を重点的に取り組みましたが、申告書価格への算入・不算入の区分に戸惑い、思うように点数が取れず、合格ラインに3点届かず、受験後、その他の計算問題や択一問題もしっかりと学習しておけばよかったと後悔したことを記憶しています。
過去2回では、他社様の教材を使用しての学習でした。参考書、問題集にもメモやラインマーカーが増え、心機一転というか気分転換したかったことと2009年に貿易実務検定C級を受験した時に、マウンハーフジャパン様の教材で学習し、合格したことを思い出し、「通関士通信講座エクセレントコース」を2013年2月末に申し込みました。早期割引のキャンペーンも実施されていて経済的にも助かりました。
教材が届き、同梱されていたCD「学習の仕方」を最初に聞いたとき、片山先生から「あきらめない心」という言葉を聞き、今までの2年間を無駄にしないようにと決心しました。過去3回とも3月から本格的に学習をスタートするというスタイルでした。
平均すると土、日曜日で2時間程度、平日は1時間弱程度の学習でしたが、そうしたことができない時には、10分程度でも問題集を解くように、毎日何かしらテキストや問題集を開くよう習慣化していきました。もちろん、通勤時にもテキストを持ち歩き、読むようにしていました。また、会社で、たまに一人でのランチになった時にも、その休憩時間を使ってテキストを読むようにしていました。
特に自宅での学習には、過去2回の受験から最終科目の「通関書類の作成要領その他通関手続きの実務」がポイントになると分かっていたので、輸出入申告の演習を集中的に実施しました。最初は「通関士ベーシックマニュアル(通関業法・実務)」の通関実務編や「通関士ベーシックマニュアル(テーマ別問題集・法令集)」を繰り返し、読み、解きました。こちらの両テキストは、10月6日試験当日も持参し、昼の休憩時間を利用して、関税率表の所属決定要件等やテーマ別問題集の通関実務編に目を通して最終確認しました。
あと余談になりますが、今年も残暑が厳しく、夏バテが出やすい時期でしたので、試験当日は、良いコンディションで迎えることができるように、9月以降は、睡眠や食事など体調管理にも気を付けるようにしていきました。
夏場からは、カリキュラムに沿って、特に「実践力通関実務演習テキスト」に集中して取り組みました。演習問題は、通しで2回解いたあと、受験直前の9月には時間を計りながらもう一度問題を解き、確認していきました。
また、エクセレントコースに付いていた演習DVDもとても役立ちました。田畑先生の講師らしからぬファッション、ルックスと講義内容とのギャップに一人にやにやしながら、何回も視聴させていただきました。第46回試験の振り返りによる自身への理解の納得感とともに輸出入申告書の作成や計算問題の攻略のコツや受験に臨むまでの心構えまでご教示いただき、とても感謝しています。
模擬試験は、申込みが締め切り間際になり、申込み時点で定員オーバーのため受験できず、早めに申し込んでおけばと後悔したことを記憶しています。
ただ、7月18日に実施されたスクーリング講座には東京在住という地の利と早めに応募したことで受講させていただきました。片山先生に直にお会いできたことと、私よりもはるかに若い受講生たちが真剣に学んでいる姿を目の当たりにして、中だるみしがちな暑い季節の中で、触発され、とても良い刺激を受け、夏場を乗り切ることができました。
冒頭で自己紹介したように50半ばの会社員で、特に貿易関係の業務に携わっているわけでは無かったのですが、会社内では物流部門があり、会社自体も近年は国内のみならず国外へのビジネスも拡大してきており、個人的にも物流業務に興味を持っていたため、何かしらの役に立てばというのが、通関士受験のきっかけでした。繰り返しになりますが、そうした最初は軽いのりで始めた通関士受験ですが、第45回受験でさんざんな結果となり、悔しさが残り、再チャレンジし、失敗し、もうやめようかと弱い気持ちが出てきた一方で、2年間という投資コストが無駄になる悔しさもあり、少し迷ったこともあったのですが、片山先生の「あきらめない心」という言葉に後押しされ学習を継続することができました。
通関士試験は、合格率が例年10%前後という数値で、難関であることは間違いないと思いますが、毎日コツコツと学習を続けていけば、直接実務を経験していない私でも合格することができる試験であり、まして私より若い方々はもっともっと合格の可能性が高いのだろうと思います。そして、自分自身にとっては、いろいろなことに対してまだまだ頑張れるという自信を持たせてくれた試験でした。
最後に、片山先生はじめマウンハーフジャパンの皆様、ありがとうございました。これからもますます多くの人材を輩出されていかれることを祈念しています。