片山立志の通関士絶対合格コラム 第10回
皆さんこんにちは、片山立志です。
今回は、特定輸出貨物と特例輸出貨物に関する問題です。
非常に似た用語ですが、間違えないように気を付けましょう。
問題
特定輸出者が輸出申告し、輸出許可を受けた貨物は、関税法上、特定輸出貨物と呼ばれ、特例輸出貨物の一つである。
正しいか、誤りか?
解答・解説
答えは、「正しい」です。
【ポイント1】
特定輸出者が輸出申告し、輸出許可を受けた貨物は、
関税法上、特定輸出貨物と呼びます。これは前回も学習しました。
【ポイント2】
特定輸出申告の他にも、”特定”と名の付く輸出申告があります。
特定委託輸出者の行う輸出申告を特定委託輸出申告、
特定製造貨物輸出者の行う輸出申告を特定製造貨物輸出申告といいます。
【ポイント3】
これらの申告により税関長から輸出許可を受けた貨物を総称して
特例輸出貨物と呼びます。
よって、「正しい」となります。
いかがでしたか?
つまり、特例輸出貨物は、特定輸出貨物を含む広い範囲の貨物を指しているのです。
「特定」や「特例」という言葉が出てきますが、混乱しないように気を付けてください。
マウンハーフジャパン【通関士絶対合格通信講座】メルマガ 2022/2/13 配信分掲載