片山立志式通関士の基礎 第10回
こんにちは、片山立志です。
さて、演習を通して「片山立志式通関士の基礎」を学ぶ第10回です!
問題
特定輸出者が輸出申告し、輸出許可を受けた貨物は、関税法上、特定輸出貨物と呼ばれ、特例輸出貨物の一つである。
この文章は、正しいでしょうか、誤っているでしょうか。
解答・解説
特定輸出者が輸出申告し、輸出許可を受けた貨物は、関税法上、特定輸出貨物と呼ぶことは、すでに学習しました。この問題では、「特例輸出貨物」という言葉が出てきました。
実は、AEO制度の中で、輸出申告後保税地域等に入れないで輸出許可が受けられるのは、特定輸出者の行う申告だけではありません。ほかに特定委託輸出者や特定製造貨物輸出者が輸出申告した場合も同様です。
関税法では、特定輸出者が輸出申告し、許可を受けた貨物を特定輸出貨物といいましたね。これと特定委託輸出者や特定製造貨物輸出者が輸出申告し輸出許可を受けた貨物をあわせて「特例輸出貨物」といっています。
答えは、正しいです。
「特定」や「特例」という言葉が出てきますが、混乱しないようにしてください。
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