通関士試験の受験は今回が2回目で、無事合格できました。
- K.H.様
- 40代男性
- ゴールドコースご受講
通関士試験の受験は今回が2回目で、無事合格できました。学習期間は、教材が届いた昨年11月頃から開始し、学習時間合計はざっくりですが650時間くらいでしょうか。ただし諸事情により勉強しなかった月もあります。
通関士試験を受験しようと思ったのは、上司の「通関士と言う資格があるけど受けてみないか?」と言う一言がきっかけです。勤めている会社は通関業者ではないのですが、小規模ながら外国からの原料輸入や製品輸出をしており、通関業務を専門でやる人員がいなかったため、資格を取れば自分の武器になるのではないかと興味を持ちました。
今回のチャレンジで無事合格でき、正直ほっとしました。国家資格の試験を受けるのはこれが初めてではないのですが、過去は全て一発合格でしたので、前回落ちた時はかなりショックでした。今回落ちたらもうやめようと思っていたので、本当に良かったです。
前回受験時(2012年)は某Uの通信教育で挑んだのですが、実力を試そうと思い、たまたまインターネットで見つけたマウンハーフジャパンの模試を受けたところ、燦々たる成績だったため、片山先生の本で勉強し直しました。(それでもその年は落ちてしまいましたが。) そういうことで、今回は初めからマウンハーフジャパンの通信教育と決めていました。
通信教育のテキストは全4冊になっていますが、それとは別に「2014年版 どこでもできる通関士選択式徹底対策」を購入しました。これも非常に役に立ちました。これで語群選択問題を徹底して対策した結果、合格につながったといっても過言ではないです。
申告書問題は、関税率表の注が山ほどある問題の場合、どうしても難易度が上がりますので、それにとらわれることなく、「関税評価」、つまり課税価格にどの項目を加算して、どの項目を加算しないかを徹底して頭に叩き込みました。あと、分かっている問題でも電卓をとにかく叩いて、試験でも戸惑うことなく電卓を使いこなすことに注力しました。
計算問題の対策も、とにかく「関税評価」を繰り返し学習して頭に叩き込んだのと、分かっている問題でも電卓で計算することに注力しました。
分類の学習方法は、表をそのまま記憶することは諦め、とにかくテキストの問題を繰り返し解くことを徹底しました。そうすると、意外と感覚がわかってくるものです。
学習中、苦労したことはやはりモチベーションの維持です。学習期間中は、仕事で上司や同僚との人間関係に悩んでいた時期があり、勉強しなければならないのに全くやる気が起きず、特に8月の一番大事な時期にほとんど勉強しませんでした。これではいけないと9月に入って猛スパートをかけましたが。学習を始めた11月から4月頃までは順調に勉強していましたので、その貯金があったのも良かったと思います。
私の場合、自宅で勉強する場合、勉強に行き詰まるとすぐインターネットを見たり、別の本を読んだりする悪い癖があります。よって、カフェや大手スーパーのフードコーナー(机がたくさんあるところ)、図書館などを利用して、できるだけ自宅から出て勉強するようにしていました。もちろんそこにはスマホなど余計なものは持たず、テキストあるいは問題集のみ持って行きました。強制的に余計なことが出来ない環境に身を置くだけでも、大分違うと思います。
私は通関業務の実務経験が無い中、試験に合格することができました。私が勉強にて重視したのは「語群選択問題」と「関税評価」。特に、「関税法等」科目で択一式の第25問?30問の全てを間違えるという大ミスを犯しましたが、それでも基準点を超えたのは、ひとえに語群選択問題の出来が良かったからです。
また、「通関実務」科目で申告書にしても計算問題にしても、選択式にしても全て「関税評価」が関わるので、この対策をしっかりしておく必要があると思います。私の場合は、前回試験でこの「関税評価」が十分頭に入っていなかったため、申告書と計算問題がひどい成績でした。今回は前回の反省を生かし、「関税評価」が関わる問題は多少の凡ミスがあったものの、得点を稼げました。
なんにせよ、諦めずに勉強すれば道は開けると思います。これから受験される方も是非頑張って欲しいと思います。