「努力」を「継続」することで、合格を勝ち取ることは十分可能です。
- A.E 様
合格率が極めて低い通関士試験ですが、「努力」を「継続」することで、合格を勝ち取ることは十分可能です。私は昨年、本腰を入れて試験に挑みましたが、通関実務が後一歩合格ラインに届かず、結果は不合格でした。しかし、諦めずに勉強を続け、二年越しで合格を勝ち取りました。
私は今、通関士として忙しく輸出入申告を行う毎日です。私の合格体験記が、少しでも参考になれば幸いです。
先ず始めに、自分にあったテキストを選択することが大切です。私の場合は、マウンハーフ様の通信講座の教材がピッタリでした。わかりやすいイラストと無駄なく要約されたテキストは、読み進めることが楽しく、やる気を沸かせました。地方在住の為、残念ながらスクーリングには参加できませんでしたが、法令の解釈等、理解が難しいところは徹底的に講師の方に質問しました。
次に、テキスト・問題集に繰り返し取り組み、基礎力をつけます。通関士試験の合格ラインは、満点ではありません。六割以上得点すればよいのです。つまり、この六割は基礎力があるかを意味しています。しかし、近年の通関実務は、申告書の出題パターンが年々様変わりしている為、応用力も求められます。私はこの対策として、通関実務だけに特化した問題集を別途購入し、試験の前日まで何度も繰り返し解きました。(こちらも、マウンハーフ様にて販売されています)
最後に、テキストと問題集で基礎力・応用力をつけた後は、過去の本試験の問題を利用し、時間を計りながら、本番さながらの予行演習を繰り返します。このときに、問題を解く順番、時間配分を決めておくことがポイントです。決められた時間の中で、確実に六割以上を得点できる様、事前準備は万端にしておきましょう。
しかし、こうした試験勉強の中で、一番苦労したのは、モチベーション維持の問題です。私の場合、昨年の基礎力のもと、今年は三月から本格的な試験勉強をスタートさせ、十月の本試験に集中力をピークにする計画でした。しかし、働きながらの勉強は思うように進まず、八月の模擬試験の結果も芳しくなく、「また今年も不合格か」と自信を無くしました。
そのときは、インターネットで過去に合格した方々の体験記を読み漁りました。誰一人、楽に合格された方はいません。辛い時期が必ずあります。皆これを乗り越えているのだと、自分を励ましました。
辛くても諦めず、勉強を続けていると、解ける問題が必ず増えてきます。そして、問題が解けるようになると、勉強はとても楽しくなります。社会人で試験を受ける方は、勉強時間の確保も課題になりますが、気分が乗らないときは、テキストは無理に開かなくてよいと思います。その代わり、休日に挽回します。自分をコントロールして、やる気を継続させましょう。
まずは、本気になること。そこからがスタートです。来年も、一人でも多くの通関士が誕生することを、心より願っています!